AI機を構築しよう① ~準備編~
2017/11/4
AI機導入方法
自己構築は難しくない
FSX/P3Dに留まらず、主要なフライトシムにはプログラムされたとおりに飛行する『AI機』という要素があります。無線交信も行うためフライト中も賑やかな雰囲気が楽しめるほか、大きな空港では大小様々な航空機が並ぶ様を眺めることが出来ます。フライトするだけの時間がない時はとりあえず大きめの空港に出現してAIを眺めるだけでも楽しめます。このAI機導入、意外とハードルが高いように見えますが実はとても簡単です。何かコードを書く必要もなく、マウスでクリックするだけで構築できます。このシリーズでは複数回に分けてAI機導入方法を紹介します。
前提条件
Windowsの基本的な操作(主に圧縮されたファイルの扱い方)を習得していること
その1 必要なソフトをダウンロードしよう
AI機構築には『AIFP3』というソフトを使用します。『AI』はその通りの意味で『FP』は『FlightPlanner』。つまりAI機のフライトプランを操作するソフトという意味です。このソフトは『Stuff 4FS』というところで公開されています。
まずは上のリンクから配布サイトへ飛んで下さい。説明が表示されるので下にスクロールして、一番下にある『The current release of AI Flight Planner is Version 3.2.x.~』というエリアの『Version 3.2.x』の所をクリックするとダウンロードできます。ダウンロードが完了したら適当な場所へ解凍しておいてください。
その2 サイトに登録しよう
AI機を構築するには、
- シム上に表示される『モデル』
- モデルに塗装を施す『リペイント』
- モデルの飛行計画を収めた『フライトプラン』
の3つが必要です。それぞれ多くがフリーで公開されていますが、ダウンロードするにはユーザー登録が必要なサイトがあります。全て英語のサイトなので不安かと思いますが、登録しないと使えないので登録しておきましょう。以下のサイトに登録しておけば当面は不自由はないでしょう
1,Alpha India Group
AI機のフライトプランを多く公開しているグループです。このサイトでは『AIG』と呼称することが多いです。毎年主に夏、冬のダイヤを元にしたプランを組み、公開しています。その他にもAI機に関する様々な話題がスレッド形式で閲覧できます。ユーザーがフライトプランやリペイントを公開できるため、公式では無いものの、マイナーなFPやリペイントを入手することも可能です。
登録方法
- 上記リンクよりサイトへアクセスし、左上の方にある『Register』をクリック
- 規約が表示されるので、目を通しておく
- 上の『I accept the terms …』をクリック(本来16歳以下なら下のリンクを踏むべきだが、そうすると登録できない)
- 次の画面でユーザー名、メールアドレス、パスワードを決めて入力する
- ページ下部に簡単な認証があるので入力する。A320のエンジン数やKJFKのIATAコードなど、調べればすぐに分かる
- 『Register』をクリック
- メールが届くので、記載されたURLにアクセスしアカウントを認証
以下のページは全てこのような流れでの登録となります。小さな差異はありますがほとんど同じなので以下は割愛します
『Register』が見つからない時は『Ctrl』+『F』でページ内検索してみてください
2,The Flying Carpet Hub(停止中)
リペイントを多く公開しているサイトです。このサイトでは『FC75』と呼称することが多いです。僅かですがFPも配布しています。登録ユーザーの認証は管理者が手動でやっているらしく、登録後ログインできるまでは暫く時間がかかりますが待ちましょう。
2017年12月頃から、2018年2月現在に至るまで、アクセス不能状態です。代替サイトを以下に記します。
FC75でリペイントを公開していたカイルの自前サイト:https://kyles-ai-works.com/
同じくアトコの自前サイト:https://atco-repaints.com/
FC75にあったファイルを扱う暫定サイト:ftp://kamjunke.remotewebaccess.com/fc75/
あくまで暫定的なFTPアクセスなのでサイト内検索機能を使ってお目当てのリペイントを探し出してみて下さい
3,AVSIM
ファイルライブラリで、ユーザーがアップロードした様々なファイルをダウンロードできます。ここも登録しないとダウンロードできないので是非登録しておきましょう。フリーシーナリーやAIリペイント、自機リペイントを多く入手できます。
4,Flightsim.com
こちらもAVSIMと似たファイルライブラリです。AVSIMに比べると使用頻度は低いですがフリーのAIモデルにはFlightsim.comでしか配布されていないものがあるので登録しておきましょう。
以上で準備は完了です。次回はモデルファイル、フライトプラン、リペイントをダウンロードしてコンパイルする方法を紹介します。